【不眠】「頭の騒がしさ」が消えた40代女性の話

不眠と「頭が働かない」「頭の中がうるさい」というお悩みで来院された、40代女性の症例をご紹介します。

来院のきっかけ
この方は仕事を中心に、休みの日も趣味や副業に時間を使うような、すごくアクティブな方です。1年ほど前から仕事が忙しくなり、その頃から不調が出てきたとのことです。
主な症状は、夜中に何度も起きてしまう不眠、そして「頭が働かない」「頭の中が騒がしい」という感覚。仕事中も集中できずミスが増え、イライラすることも多くなったそうです。常に焦っているような感じで、気持ちが落ち着かない。朝起きても寝た気がしないくらいだるい、という状態が続いていました。
ヨガや他の整体院も試してみたものの、なかなか変化を感じらないという状況で当院を来院されました。
初見と所見
実際にお体を見せていただくと、いくつかの特徴が見えてきました。
- 体型や顔の輪郭から、活発な性格で休むのが苦手なタイプという印象
- 頭蓋骨、特に後頭骨・蝶形骨・側頭骨の硬さが強く出ている
- 第1、2頚椎から、下部頚椎〜上部胸椎にかけても硬さがある
- 神経の緊張が高く、ホルモンバランスも乱れている様子
- 体温は上半身が下半身よりも高く、上半身に熱がこもっている状態
- 手のひらも赤く、熱がこもっているサインが見られる
- 呼吸が浅く、少し荒い様子
なぜこの症状が出ていたのか
頭蓋骨や首が硬くなると神経が緊張しやすくなり、交感神経が優位になってホルモンバランスも過活動になっていきます。体が「休息モード」に切り替わりにくくなり、それが不眠につながっていたと考えられます。
また、頭蓋骨が硬いということは、その内側にある硬膜も硬くなっているということです。硬膜が硬いと、脳幹から辺縁系にかけて刺激が入りやすくなり、DMN(デフォルトモードネットワーク)が活発になりすぎてしまいます。これが、「頭の中が静まらない」「頭が騒がしい」という感覚につながっていたと考えられます。
DMN(デフォルトモードネットワーク)とは
脳が意識的な作業をしていない、ぼんやりしている時に活発に動くネットワーク(脳の回路)。DMNが過剰に働きすぎると、過去の後悔や未来の不安をぐるぐると考え込んでしまう。
施術と経過
頭蓋調整、神経系のリラクゼーション、首から背骨にかけてのモビライゼーション、そして胸郭をゆるめることを中心に進めていきました。

週1回のペース(1〜3回目)
3回目あたりから「頭の騒がしさ」が落ち着いてきたという変化がありました。
2週に1回のペース(4〜7回目)
5回目くらいで夜中に起きることが減ってきました。
月1回のペース(8回目以降)
朝のだるさも楽になってきたとのことでした。日々の仕事などの負担に対して、継続的にケアしていく段階に入っています。
ある日、「頭の中のわちゃわちゃがなくなってきました」という言葉をいただき、印象的でした。
その後の変化
頭の騒がしさが減ってくると、仕事のミスも減っていったそうです。そして、これまで時間が取れなかった休む時間を確保できるようになり、ヨガや副業にも力を入れられるようになりました。副業のためのスクールにも通い始めることができたと、嬉しそうに話してくださいました。
不眠もすっかりなくなったそうです。
この症例から見えてきたこと
田中 裕貴趣味や自分磨きの時間が楽しめるようになって、これからが楽しみですね!
頭の騒がしさが軽減すると、自然と「何かやってみたい」という意欲が出てくる傾向があります。
ただ、もともとの性格的な部分もあるので、ストレスはどうしても溜まっていきます。だからこそ、継続的にケアしていくことが大事になります。
不眠や気持ちが落ち着かないという方は、頭蓋骨や首周りが硬くなっていることが多いです。体からアプローチすることで、メンタルも落ち着いていく方法があるということを、より多くの方に知っていただけたらと思います。
体が整えば、心も整う。心が整えば、「こうあるべき」という思い込みがほどけていく。そのきっかけになれば幸いです。
不眠にお悩みの方へ
今回ご紹介したように、不眠や頭の落ち着かなさは、頭蓋骨や首周りの硬さ、自律神経の状態と深く関わっていることがあります。
同じような症状でお悩みの方は、まずは体の状態をチェックしてみませんか?まずはお気軽にご相談ください。









