頭から体と心をゆるめる。ユルリドが頭蓋調整を大切にする理由。

田中 裕貴施術中に、「気づいたら眠っていた」と言ってくださる方が少なくありません。痛みもなく、ボキボキもしない。なのに、施術ベッドの上でいつの間にか意識が遠のいていく。なぜそうなるのか、頭蓋調整とは何をしているのか、今日はその話を詳しくお話ししたいと思います。
頭蓋調整との出会い。
師匠の池内先生に初めて頭蓋調整をしてもらったとき、正直「気持ちいいな〜」ぐらいの感覚でした。
でも、あるとき悩みが多くてモヤモヤした状態でやってもらったら、施術が終わったあと、呼吸がすごく深くなっていて。頭も、肩も首も、気づいたら軽くなっていました。
そして、さっきまでぐるぐるしていたモヤモヤが、すっきりしていたんです。思考が止まった、という感覚。「おー、すごい」と思いました。体だけじゃなく、頭の中まで変わる。それが「これだ」と思った瞬間でした。


頭蓋骨って、動くんです。


頭蓋調整とは、頭蓋骨のわずかな動きを感じながら、脳脊髄液の流れを整える施術です。
「頭蓋骨って動くの?」とよく聞かれます。実は頭蓋骨は一枚の骨ではなく、複数の骨が縫合と呼ばれる継ぎ目でつながっています。そこにはごくわずかですが、動きがあります。その動きを手のひらでそっと感じながら、こわばりを緩めて整えていくのが頭蓋調整です。
脳と脊髄を包む脳脊髄液は、頭からお尻の先まで循環しています。この流れが滞ると、自律神経のバランスが乱れたり、頭が重い、眠れない、気力がわかないといった症状として現れてくることがあります。
頭が、呼吸しているみたいに動く。
では、頭蓋調整の施術中に何が起きているのか。
頭に手を置いた瞬間から、頭が呼吸しているみたいに、じんわり膨らんだりしぼんだりしている動きが伝わってきます。施術が進むにつれて、その動きがだんだん大きくなってくる。
後頭部に手を添えたとき(頭蓋底のアプローチ)は、スゥーっと後頭骨が落ちていき、受けている薬指と小指に後頭骨がふわっと乗ってくる感覚があります。おでこに手を当てたとき(前頭骨のアプローチ)は、骨が浮き上がってくるような感覚があり、ゆれてきて、そしてスゥーっと動いていく。
体感を言葉に表すのがとても難しいのですが、動きはじめの時、もわもわしてくる感じがある。もわもわ。
そのもわもわが、骨と骨の間に隙間ができるような感覚になっていきます。


これを受けている患者さんは、「なんだかふわっとする」「頭が軽くなった気がする」と言ってくださることが多いです。体が深くゆるんでいくとき、人は自然に眠くなります。あの「気づいたら眠っていた」は、それだけ体が安心してゆるんでくれたサインだと思っています。
脳が静かになると、心もゆるむ。
uluridoが頭蓋調整を大切にしているのは、脳と神経系に直接アプローチできる施術だからです。
体にアプローチするにも、過度に緊張していたりこわばっていると、アプローチも届きにくい。まずは体をリラックスしてもらうのが近道です。


それに、体の不調は、体だけの問題じゃないことが多い。頭の中がいつも忙しくて、脳が慢性的に疲れている。特に現代だとスマホとパソコンが常に側にあって、マルチタスクも常態化しているので、日常的に疲労が溜まっていることが多くなっています。そういう状態の体をいくら整えても、また元に戻ってしまうこともあります。
だからこそ、脳そのものが休める時間をつくることが大切だと考えています。
脳が静かになると、体もゆるむ。体がゆるむと、心もゆるむ。uluridoが「体と心を切り離さない」という考え方を大切にしているのも、そういう理由があります。
体が変わると、生活が変わる。


頭蓋調整を続けていくと、体だけじゃなく日常が変わってくることがあります。
アトピーの患者さんで、施術前後で顔の赤みが目に見えて減ることもあります。頭蓋骨がゆるんでくるにつれて、かゆみや赤みも少しずつ落ち着いてきた。体の内側から変わっていく感じがありました。
「夜に何回も起きてしまう」という方が、頭蓋調整をした晩は朝まで一度も起きなかったと言ってくださったこともあります。脳が深く休まると、眠りの質も変わってきます。
頭蓋調整の施術台の上で、頭が静かになる時間を。そんな時間が、日常のケアとして当たり前になってほしいと思っています。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「なんとなくしんどい」は、頑張ってきた体が出しているサインです。
「寝ても疲れが取れない」が続いているなら、それは筋肉だけでなく、自律神経や脳疲労へのアプローチができる整体を、一度試してみてください。
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