脳のオーバーヒートを、ほどく。

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その「重さ」の正体は、筋肉じゃない

ふとした瞬間、首から肩にかけて「ずーん」とした、重さを感じることがあります。 そんな時、私たちは「ああ、スマホの見すぎで姿勢が悪くなっているな」と考えることがあります。首をぐるりと回したり、ストレッチをしてみたりして、なんとかその場をしのごうとします。

重いのは、筋肉だけではありません。もっとその奥にある、目に見えない「神経」そのものが、悲鳴を上げているのです。 今の時代、疲れの正体は筋肉疲労ではありません。それは、脳のオーバーヒートです。

私たちは便利さと引き換えに、膨大な情報を飲み込み続けています。スマホ姿勢が悪いから肩がこるというのは、氷山の一角にすぎないと思っています。本質は、際限なく流れ込んでくる情報によって脳が常に「警戒モード」になり、神経がパンパンに張り詰めていることにあるのだと思います。

脳のオーバーヒート、鳴り止まないノイズ

特に、やらなきゃいけないことが溜まっている時はひどいです。 「あれもやらなきゃ」「これもまだだった」という思考が、頭の中でずっとザワザワと騒ぎ立て、落ち着かない気持ちになります。

頭の片隅で常に何かが「未完了」のままチカチカと光っている感じです。頭の中がずっと熱を帯びたまま、煮詰まっているような、あの嫌な感覚。脳がオーバーヒートしてるんです。

「もう寝なきゃ」と思っているのに、指先は勝手に動いて、新しいニュースや誰かの日常を次から次へと追いかけてしまいます。タイムラインをスクロールする指は止まらず、脳は次から次へと新しい「刺激」を処理していく。

ようやく画面を閉じた瞬間、「はぁぁ……」と深いため息がもれます。あのため息は、ただの呼吸ではありません。 情報を追いかけてカチコチに固まってしまった心と体を、内側からふっと緩めようとする、体の自然なリズムなのです。

一番贅沢で、一番難しい「ぼーっとする」こと

「疲れているなら、ぼーっとすればいい」 そう言われることもありますが、実は今の私たちにとって、これが一番難しいことの一つではないでしょうか。

いざスマホを置いて「何もしない時間」を作ろうとしても、頭の中には勝手に次の予定や、さっき見た情報の残像が浮かんできてしまいます。何もしていないはずなのに、脳だけは勝手に走り続けていて、純粋に「ぼーっとする」ことができない。

気づけばまた、手持ち無沙汰になってしまい、スマホを手に取ってしまう。情報を入れることには慣れているけれど、情報を止めることには、慣れていない自分に気づかされます。だから、いきなり完璧に「無」になろうとしなくていい。
「ああ、今ぼーっとしようとして、また別のこと考えてるな」と、そんな自分をただ眺めるだけでも十分です。

五感に意識をもどし、神経を静める

神経の緊張をほどくために必要なのは、新しい知識ではありません。意識の矢印を「外側」から「内側」へと引き戻すことです。その鍵を握るのが、「五感」です。

例えば、自分は登山のあとの感覚を思い出します。 山を登り、ようやく下山して平地にもどってきたとき、体は疲れているはずなのに、頭の中はやけに静かで澄み渡っています。

日常の中でも、その感覚は作ることができます。 瞑想で、自分の呼吸を感じること。淹れたてのコーヒーや温かいお茶を飲むとき。カップから伝わる温かさや香りを感じる。喉を通っていく熱の感覚に意識を向ける、いつの間にか意識が「頭」から「体」へと戻ってきます。

「今、ここ」にある身体感覚に意識を置くこと。それは、休みなく動き続けていた頭を休ませて、張り詰めていた神経をふっと緩めてあげるような時間なのです。

体を「良い状態」に戻してあげる

「ゆるむ」ということは、単に休むことではありません。忙しさの中で硬まった体を一つひとつ丁寧に解きほぐしていく作業です。体が本来の静けさを取り戻すと、余計な力みが抜け、動きがスムーズになります。

その「静かに整った状態」こそが、快適さなのだと思います。効率やスピードばかりを求められる日々の中にいると、私たちは自分の体を、まるで「ずっと動いて当たり前の機械」のように扱ってしまいます。でも、どれだけ性能が良くても、メンテナンスなしに走り続けることはできません。

首の付け根がガチガチに固まったり、奥歯をぐっと噛み締めていたり。あるいは、肩が上がっていたり、呼吸が浅くなっていることに気づいたら、それは体が「一度リセットが必要だ」と送っているサインです。

そんな時は、肺の空気を全部入れ替えるように深く呼吸をしましょう。ただ、あまりにも長く張り詰めた状態が続くと、脳も神経も「休み方」を忘れてしまい、自分一人の力ではどうしても緩められないこともあります。

私が「整体サロンulurido(ユルリド)」という場所で、そっと触れるだけの静かな施術を大切にしているのは、そんな「自力ではどうにもできなくなった緊張」をほどくお手伝いがしたいからです。

強い刺激で外から変えるのではなく、ただ静かに寄り添い、身体が本来のリズムを思い出すのを待つ。そうして高ぶっていた神経が静まっていく時間は、私にとっても、身体が持つ本来の力を再確認する大切なひとときになっています。

体はもう十分すぎるくらい動いてくれました。一度「ゼロ」に戻ることが、また明日を健やかに歩むための、最高のエネルギー源になるのだと信じています。

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田中裕貴

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