アトピーは脳からケアする

アトピーは免疫が大きく関わる疾患です。
この免疫に脳はとても重要な働きをしています。
免疫は本来、体や細胞からウイルスなどから守る防御システムです。
でもアトピーでは、この免疫の働きが「過剰に反応する」ことで症状が出やすくなります。
免疫には大きく分けると、2つあります。
・Th1型免疫
細菌やウイルスを倒すときに活発になる
・Th2型免疫
アレルギーに反応して外に押し出そうとする
この2つは、シーソーのようにバランスを取っています。
アトピーのある人は、このバランスがTh2型免疫に傾きやすいのが特徴です。
Th2型に傾きすぎると、ホコリや汗、食べ物などの反応が過剰になり、「これは敵だ!」となってしまい、それがかゆみ・炎症につながります。
ですので、このTh2型に傾きすぎているのをTh1型に、免疫バランスを整えていくことがアトピーにとって、とても重要になってきます。

脳内環境を整える
そして、免疫バランスを整えていく上で大事になってくるのが脳内環境であると考えています。
脳内環境とは、自律神経のバランスや脳内の血流・ホルモンの状態などをまとめたものです。
この脳内環境を整えていく方法として、施術でよく使うのが、頭蓋仙骨療法になります。
脳脊髄液の循環をよくすることで、脳内の老廃物を流すことで神経の環境を整えていきます。

また脳の環境を整えるときに、大事になってくるのが、脳幹の強化になります。
アトピーの方は、脳幹の働きが弱い方が多いです。
その方に必要なのは、運動になります。
その運動も強度が高い、息が上がるような運動か、バランスを必要とする運動です。
筋トレ(特に足腰)、ランニング、坂道歩き、登山、バランスボードなど。
アトピーの方で、ランニングをはじめて大きく改善した方もいます。

アトピーの方は、脳内環境にも注目してみてください。
整体サロンulurido(ユルリド)
田中 裕貴



