改善だけじゃなく、関係性も大切にしたい
その方は、右肩が痛く、服を脱ぐ動作や手を外に開く動作で、痛みがありました。
まずは肩の評価から、可動域や痛みの部位を確認して、局所的な問題(肩関節周辺)のあたりをつけていきます。
棘下筋、関節包の後方部分の硬さがあり、上腕骨頭を前方に押し出していることで、肩関節の制限がありました。
また上腕三頭筋の長頭の硬さ、大胸筋と広背筋の滑走性の低下により、肩関節の動きのスムーズさが低下していました。

そのあたりを施術して、セルフケアをお伝えして、だいぶ動きは軽くなりました。
施術中に、近況のお話しも聞かせてもらっていたのですが、大きなお仕事が控えており、かなりプレッシャーを感じている様子でした。
笑いもありながら、話しを聴いて、思ったことを言っているだけですが、少しは気持ちも楽になってもらえたかなという感じがありました。
帰り際に、「今日は施術というか、会いに来ました。来てよかったです。」
と言ってもらえたのが、嬉しかったです。

自分は話しをして聴いてもらえると、気持ちがいいし、気分もよくなります。
それは存在を認めてもらえたり、感情の発散にもなるし、つながりも感じられたりしているのかなと思っています。
その方にも、
そんな感じの安心感みたいなものがあったのかもしれませんし、ユルリドに来ると、それを感じられると思ってもらえているのかもしれません。
自分は、施術をして改善したらいいというだけじゃなく、人と人の関係性を大事にしていきたいなと思っています。
身体を整えることも、関係性を大事にすることも、自分にとって大事なので、どちらも大切にしていきます。
整体サロンulurido(ユルリド)
田中 裕貴