「脳疲労」はお休みしてねのアラーム!脳を効果的に休ませて回復させる方法4つ
10代・20代の頃は多少無理をしても、若さで補われていた私たちの体。
寝ても回復が追いつかず、体に様々な体調不良が出てくることも。
体に何か症状があれば、仕事もプライベートも意欲は上がらず辛い・・・
検査をしてもらっても、結果は問題なし。原因不明。薬は効いたり効かなかったり。
検査に問題ないのはいいけれど!!この今ある辛い症状はどうしたらいいの??
今回は一つのアプローチとして、「脳疲労」に注目してみます!
脳疲労とは何ぞや。体から休みを求めるアラーム!
「疲労」は、痛み、発熱と並んで生体への三大アラームと言われている、体を守る大切なサインです。そして、体の「疲れた」とサインを受け取る場所は「脳」。疲労を感知するところは「脳」であり、体と心は「脳」を仲介者として繋がっています。
仕事して疲れた~!
家事して、はぁ~~疲れた~!
運動して疲れた~!
人間関係しんどい、、
これら全部、疲れの信号が脳へ集まって、その後の行動をまた脳で処理します。
脳はてんやわんや大忙しです。
脳疲労を 放っておくと、症状や痛みになる。
例えば、筋トレをやりすぎると、筋肉の回復が間に合わずに疲労感が持続する(オーバーワーク)の状態に陥ります。すると食欲がなくなったり、どこか痛みが出てきたり…
実は脳にも同じようなことが起こるのです!
脳を酷使すると脳疲労が溜まって回復が追いつかないことがあります。
疲労の蓄積が一定ラインを超えると、痛みや症状として出てきます。
では、なぜ痛みや症状に繋がるのか。
それは、内臓や臓器を勝手に動かしてくれる「自律神経」の中枢が脳にあるからです。
勝手に心臓を動かしたり、息をしてくれて、暑くなったら汗をかいて体温調整してくれる。
そんなありがたい存在なのが、「自律神経」です。
大脳や脳幹などに自律神経系の中枢があるのですが、
脳を使いすぎてあっぷあっぷして、上手く働かなくなると・・・
勝手に動かしてくれる体の機能、内臓のあれやこれが上手く機能しなくなるということなのです。
これはえらいことです。
頻脈やめまいや頭痛、動機や耳鳴り胃痛など、体の症状は数え切れないほどたくさんあります。
脳が休みたがっている「脳疲労のサイン」とは。
疲れる前にこまめに休むことが、脳疲労をためないコツです。25分間作業をしたら1回休憩をとると良いとされています。
ただ、作業をしていると休めないこともあるし、疲れに気づかないこともしばしば。
むしろ疲れている所コーヒーを飲みながら、だましだまし作業をしてさらに疲れたり。
ちなみに、コーヒーや栄養ドリンクなど、カフェインをとることは疲労を感知する脳の部分をブロックしちゃいます!
一時的に疲労を感じにくくなりますが、効果が切れれば、また戻ってしまいます。
脳疲労は、何かしらの症状が出る前の警告です。
「そろそろほんと休ませてね、脳を。」という体からのサインです。
- 集中力が続かなくなった(飽きやすい)
- 意欲が出にくい
- 休憩しても、体の疲れが取れにくい
- ネガティブ思考が多くなる
- 些細なことでイライラしてしまう
- うっかりミスが多くなる
- 何度読んでも文章が頭に入ってこない
これらサインが出てくれば、もう一旦切り上げ!脳をお休みさせて回復させることに意識を向けます!
そうした方が結果的に効率も生産性も上がります。
逆に言えば、脳疲労を休息させればこんな良いことが!
- やる気・意欲がでる!
- 休憩すれば体の疲れが取れる!
- 集中力が持続しやすい!
- ポジティブ思考になりやすい!
- 些細なことは気になりにくい!
- しっかり確認が可能!
- 文章が理解しやすい!
「脳の休息」が大手企業でも注目されているのは、仕事のパフォーマンスに直結するからです。
しかも、脳疲労を放っておくと・・・疲労が回復しずらくなり・・・その先には病気や症状が待っている。
早めに脳疲労に気づいて休むことで、病気や症状が出てくる前に予防できます。
脳の効果的な『休息方法』を4つご紹介。
筋トレを繰り返すと筋肉がつくのと同じように、うまい脳の休息をを繰り返すと脳は休み方が上手になり、回復も速くります。そうなれば、体も心も疲れにくくなり、ストレスにも強くなるという良いことだらけ。
一石二鳥どころか何鳥にもなります。
- マルチタスクを止めて、「シングルタスク化」を。
- マインドフルネス(瞑想)をカジュアルに取り入れる。
- 質の良い睡眠のために工夫をする。
- 脳に快刺激を与える~リズム運動・五感を使う・物理的な刺激~
① マルチタスクを止めて、「シングルタスク化」を。
実は、脳は(脳の)複数の箇所を使うようなマルチタスクの作業が苦手。
そして、脳疲労の大きな原因の一つとして考えられているのが、この「マルチタスク」です。
常にSNSを気にしたり、テレビを見ながらスマホを見たり、家事をしながら動画を見たり。
生活を振り返ると……意外とやっています。ながら作業。
できるだけ同時進行するタスクを控え、1つ1つ完了させる「シングルタスク化」することで脳の負担を減らすこと!
忙しくバタバタしている毎日にこれが意外と難しい。
マルチタスクが普通になっている人は、しっかり意識することが必要です。
② マインドフルネス(瞑想)をカジュアルに取り入れる。
「マインドフルネス」や「瞑想」って、何だかとっつきにくい、ちょっとスピリチュアルなことなのかな?
と思われがちですが、そうでもないんです!
今や世界中のビジネスパーソンが大注目しているメンタルトレーニングの一つ。GoogleやFacebook、メルカリ、ヤフーなどの大企業でも導入しています。
「マインドフルネス瞑想」は、仏教の禅から信仰要素を取り除いた「瞑想」のこと。
「今、この瞬間に全神経を集中する」という考え方に基づいています。
人は放っておくと常に何かを考える生き物。考えることは自然なのですが、考えすぎたり、暴走すると脳疲労に。
それをピタッと止めることが「マインドフルネス」です。目を瞑ってじっと行うオーソドックスな瞑想を毎日続けることが一番パワーがありますが、実はもっとカジュアルに取り入れられる方法があります。
手元にある物をじっと眺めることもマインドフルネスで、「このお花きれいだな」と緑や花をを眺めることもマインドフルネスです。何か一つに集中することがマインドフルネスです。
- 家事でマインドフルネス
→ 洗濯を干すことだけに集中する - 歩くマインドフルネス
→ 地面についている足の裏に意識して歩くことに集中する - 食べるマインドフルネス
→ ゆっくり噛んで味や匂いを楽しむことだけに集中する
マインドフルネス瞑想は脳の筋トレと言われており、脳が疲労に強くなるよう鍛えることができるのです。
慣れれば10分のマインドフルネスを毎日のルーティーンにできれば、脳疲労に強い脳のできあがり!
③質の良い睡眠のために工夫をする。
脳疲労の1番の回復は「質の良い」睡眠です。長い時間眠ったからといって脳疲労は取れるわけではありません。
脳は眠るための準備が大切。
例えば、日中適度な運動をする。
朝目覚めた時にしっかり日光をあびる。
寝る1時間前からスマホやテレビを見ない。
リラックスする音を聞く。
軽いストレッチをする。
など、少しの工夫が質の良い睡眠に繋がります。
④脳に快刺激を与える~リズム運動・五感を使う・物理的な刺激~
脳には、扁桃体と呼ばれる、視覚や聴覚など五感から入った刺激を快か不快かを判別する所があります。
脳にとっての快刺激って?を知って、それを意識的に取り入れます。
リズム運動をする
脳は、一定のリズムで同じ動きをくり返す『リズム運動』を快刺激と捉えます。
一番手軽なリズム運動は咀嚼です。噛むこと。
何となく無意識に食べるだけではリズム運動になりません。意識して噛むことが重要です。
あとは「呼吸」「歩行」。20分ほどのウォーキングや、意識して行う呼吸です。
触れることによる物理的な刺激(マッサージなど)
手をマッサージするなどの直接身体に触れる物理的な刺激です。
ユルリドでは頭蓋調整法や神経リラクゼーションで、筋肉や皮膚の感覚神経を通じて直接快刺激を脳に送ります。
また、頭蓋調整法は脳のデトックスとも言われています。
五感を使って心地良いことを取り入れる。
自分の嬉しいこと、楽しいこと、心地よいと感じることを意識するということです。
手をマッサージするなどの直接身体に触れる物理的な刺激だけでなく、
好きな音楽を聴く、森林浴をする、好みの香りをかぐなどの五感を使う刺激です。
「脳疲労」に早く気付いて、効果的に脳を休ませる。
私たちの生活は便利になった反面、常に意識するSNSやスマホを見る時間が増えたことで脳への負担が大きくなっています。
1日にシングルタスク化できることを増やす、散歩をする、家事はマインドフルな方法を取る、
ご飯を食べるときは噛むことに集中するなどなど。
定期的に正しい休息を脳に与えることで、ストレスにも疲労にも強い脳を作ることができます。
脳の休息方法4つを、是非参考にライフスタイルに取り入れてみてください!
今回の脳疲労の話はいかがだったでしょうか。
現代社会でマルチタスクは生活スタイルの一部になっている人も多いと思います。整体サロンユルリドでは、日常とは違ったくつろげる空間で、脳疲労へアプローチする神経リラクゼーションや頭蓋調整の施術をしています。
興味のある方は是非、お気軽にお問い合わせください。